調剤薬局で働く薬剤師に求められるスキル

調剤薬局の薬剤師には、器用さが要求されます。というのも、仕事内容に細かい作業が多いからです。

 

粉薬は1g単位で量る必要があります。量が変わってしまうと効果がなくなってしまったり過剰投与になり効果が強く出過ぎたり副作用が起こってしまったりします。

 

少ない量で処方されている粉薬は、薬匙で量りとり電子天秤に載せて計量しますが、薬匙の加減ひとつですぐに数値がくるってしまいます。また、風がふいたりしても計量値がずれるので、計量中は周りを人が歩かないようにしてもらったり呼吸の加減を調節する必要さえあるのです。

 

粉薬の分包には分包機を使いますが、粉薬を機械に入れてへらでならす作業が必要です。平均的にならさないと、一方一方に入る粉薬の量が異なってきてしまいます。一回量が多い薬だと、見た目でも量が違うということが分かり、患者さんの不安感や不信感へとつながります。

 

小児科でよく処方される水薬も、細かい単位で量り取る必要があります。少ない量を図る時には小さなメートグラスを用いますが、それでも数滴違いで値が変わってしまうこともあります。きちんと指示された値に近づけるため、かなりの注意力を必要とします。

 

皮膚科ではよくミックス軟膏が処方されます。市販の2つ以上の軟膏やクリームなどを混和します。軟膏板と軟膏へらで混ぜていくのですが、見た目以上に重労働です。

 

量が多いと均等に混ざりにくいので、へらを上手に使うコツを必要とします。また、基材が軟膏の場合には腕に感じる重さが結構あるので、何度も混和をしていると筋肉痛になることもあります。

 

しかし、最近では機械化が進み、自動分包機や自動軟膏練り機などが続々と現場に導入されるようになりました。そうなると調剤での作業の負担は減りますので、不器用な人であっても安心して仕事が出来るようになります。

 

このように、調剤薬局の薬剤師の仕事も、どんどん変化してきています。これからの調剤薬局の仕事内容はどのように変わっていくのか楽しみです。